【40戦目/狂人】裏恋人且つ潜伏狂人
■15人村
■内訳:狼狼狼狂狂占霊狩村村村村村村村
■クローズルール。(初日お告げあり。初日咬みなし。連続ガードなし。)
人狼:ミカ、リツコ、稔
占師:航平
霊媒:恭子
狩人:由美
狂人:サトシ、リリー
村人:ケイタ、貴司、伊右衛門、マナミ、章江、マサル、佐和子
◎裏恋人:リリー&佐和子、貴司&サトシ
■結果:人狼の勝利
GMから、裏恋人を2組決めると説明を受け、カードが配られた。
私は恋人を引いた。
相方は佐和子である。
ここで一旦、カードが回収される。
次に、本役職カードが配られた。
私は狂人を引く。
相方の佐和子はどっち陣営なんだろう?
▶︎1日目
さて、どんな作戦を立てようかと、会議が始まる。
ローラーしてると間に合わないとケイタが発言。
投票対象を何人かに絞りたい、とリツコが発言。
由美が以下のような作戦を提示。
「まず、全員が起立。自分を起点として、信頼出来る者を指差していく。
指したら着席。残り4人になったら、その者らを投票対象にする」
この意見に皆が賛成した。
由美→ケイタ→秋山→稔→ミカ→航平→マナミ→サトシ→佐和子→リツコ→伊右衛門→貴司
起点である由美を除き、ここまで全員着席。
残ったのは、由美、恭子、章江、マサルだ。
ここで恭子が霊媒CO。
誰かが、対抗出し方がよくないか?と言った。
その後、サトシが霊媒CO。
なんだ、そのCOのタイミングは。
サトシはもう1人の狂人なんだろう。
由美はフワフワしてるけど、そんなに怪しくない。
章江は分からない。
マサルは物凄く考えてる風だったのでかなり白っぽい。
そんなマサルには投票できない気がした。
章江はご主人様かもしれない。
となると、由美か。
航平が「霊媒ローラーした方がいい」と発言。
いかにもオンライン人狼やってる奴が言いそうな意見だ、と上から目線で彼を見つめてみる。
それでも、ローラー押しする奴は人外側から見て有利だと私は考えているので、黙って見守ることにした。
投票時間になった。
今回は自由投票形式だ。
私は中盤頃に、「真ぽく見えない」と発言してサトシへ投票。
どのみち、こいつはご主人様ではないんだろう。
処刑:サトシ、貴司(道連れ)
▶︎2日目
死体:航平
恭子→サトシ○
昨日処刑されたサトシは白判定か。
うん、狂人ぽいな。
サトシと貴司がもう一組の恋人だったんだな。
霊ロラ押ししていた航平が咬まれた。
なんか役職引いてそうだったもんな。
村では霊ロラするか否かの議論が始まる。
サトシが狂人、恭子が真霊媒というのが多数派の意見だ。
私は「これだけ信用差があるなら霊ロラするのはおかしくないか」と発言してみた。
すると稔が、「話の焦点が霊媒になってしまうのはよくない。真狂なら尚更。占師だそう」と発言してくる。
ここで、私が占師ですとCOするメリットを考えてみる。
相方の佐和子は村側?
佐和子の挙動からいって、白くない。
特段、黒くもないけど微妙な雰囲気だ。
COして私が吊られたら、ご主人様に迷惑かけてしまう。
悶々としていると、ぬるっとリツコが占師CO。
お告げで伊右衛門が○、2日目が航平が○。
リツコ…あんたは本物か?
出てくるの、なんか遅かったね。
理由としては、黒を見つけられていないかららしい。
とりあえず、信用してる風に、私は彼女の発言に相槌を打っておく。
ケイタが猛烈に疑ってかかる。
リツコはそれに反発しつつ、ケイタに対して「それでもあんたを村人だと思う!」と強調する。
もし、リツコが本物でも、どうにかPPに持ち込んで、裏切ればいいんだ。
私は、「他の人より白要素が低い」と発言して由美に投票。
伊右衛門は、「リリーあたりが怪しい」と発言していたが、適当に流した。
処刑:由美
▶︎3日目
死体:伊右衛門
リツコ→伊右衛門○、航平○、あっきー
この日もまだ霊ロラの話が出る。
いい加減、霊ロラとかやめろよ、と切り出したくなったが、よくよく考えてみた。
私は狂人だ。
さまざまな可能性をもたせ、疑心暗鬼にさせたほうが賢い!…と信じる。
村人には明確な答えを与えてはいけない。
ミカが「基本的には霊ロラには反対だが、村の総意なら従う」と発言した。
私もミカに乗っかって、似たような発言をする。
数名が首を縦に振る。
そうだそうだ、みんな、もっと恭子を怪しめ。
そんな泥沼にはまっていれば、いつまでも正解には辿り着けまい。
縄を無駄に使ってしまえ。
処刑:恭子
▶︎4日目
死体:章江
リツコ→伊右衛門○、航平○、章江○、ミカ○
私はまだ生きている。
ということは、狼から生かされてる。
これまで、リツコは黒を出してない。
これは、自分は人狼だけれども、狂人アピールをしているのかもしれない。
リツコは十中八九、ご主人様だ。
リツコと、佐和子、稔あたりが人狼かな?
私は狼に有利なことをしてるんだ。
明日あたりに黒出しされたら、ギャアギャア騒ぎながらも胡散臭く振る舞って、吊られてしまおう。
私は、リツコを信用していて、消去法でマナミを吊りたいと発言。
リツコは、マナミが怪しいと発言。
ここで、ほとんど口を開いてなかった佐和子も、マナミが怪しいと発言。
処刑:マナミ
【39戦目/占師】狩人2GJ
■15人村
■内訳:狼狼狼狂占霊狩恋恋村村村村村村
■クローズルール。(初日お告げあり。初日咬みなし。連続ガードなし。)
人狼:航平、リツコ、稔
占師:リリー
霊媒:恭子
狩人:マナミ
狂人:ミカ
恋人:マサル、サトシ
村人:由美、ケイタ、貴司、伊右衛門、章江、佐和子
■結果:村人の勝利
私は占師を引いた。
むむ、大役だ。
頑張らなければ。
▶︎1日目昼
村で会話をリードしているのはミカ。
いい感じだ。
私がお告げで知っている人間である。
以下のような作戦を提示したのは由美。
全員が同意して決行する。
まずは5人ずつ、3グループに分かれる。
グループ内でじゃんけんをする。
グー、チョキ、パーのほかに、「オオカミ」も加える。
じゃんけんで負けた者が投票対象になる。
ちなみに、じゃんけんで、「オオカミ」を出した者が一人なら、その者を勝ちとする。
しかし、じゃんけんで、「オオカミ」を出した者が二人以上なら、出した者全てが投票対象となる。
グループは由美を起点として、右回りに5人ずつ区切っていった。
1グループ目の投票対象は由美と伊右衛門。
2グループ目はマサル(リリーはこのグループのなかだった)。
3グループ目は航平。
ここで、貴司が「マサルと恭子は人間っぽい」と発言。
理由としては、
「2グループ目で先に3人が勝ち、残りがマサルと恭子の二人になったとき、
二人とも何回もあいこを繰り返したから。
人狼だったらさっさと「オオカミ」を出して勝ちに行ったはず。
また、能力者だったとしても同じように勝ちに行ったはず。
それを二人ともしなかったのが、人間っぽい」とのこと。
私はこの意見に同意した。
そして、一番情報が出てこない上にパッションを感じられない伊右衛門に投票した。
決戦では伊右衛門とマサルが上がった。
伊右衛門は「本当に困ってるなら(処刑されるのは)僕でもいい」と発言。
マサルは弁明も人間っぽい。
うん、伊右衛門に入れ続けておこう。
処刑:伊右衛門
▶︎1日目夜
発言が少なかったマナミを占ってみた。
結果、人間だった。
▶︎2日目
死体:なし(グッショブ発動)
ミカ占いCO。
私も占いCO。
ミカ→初日お告げ:稔○、1日目:貴司○
リリー→初日お告げ:タカ○、1日目:マナミ○
そうかー、ミカは狂人なのか。
強烈できつい口調のミカが、占い理由を説明した。
「私が貴司を占ったのは、貴司がこの村のなかで影響力が強いと思ったから。
貴司が何者なのかはっきりしない限り、誰も彼に投票できないと思ったから。
村のために良い情報が落ちると思った」
フーン。
いかにも狂人が言いそうなことだわ。
私の占った理由の説明はこんな感じ。
「昨日、明らかに黒い人は見つけられなかった。
自由投票だったから、判断の材料としたのは投票順。
明らかに遅い人や、誰かの投票に乗っかってる人を占おうと決めた。
結果、マナミが遅いと感じたので占ったが、白だった。
で、私のなかで貴司は絶対に白だと思った。
占う必要は感じなかった」
皆、私のほうを見て首を縦に振っている。
ミカを処刑にしてもいいという者すら出てきた。
オーシ、どうじゃ狂人。
あんたなんかに負けん。
霊媒を出そうという話になり、恭子がCOした。
昨日処刑された伊右衛門は白だという。
で、グレーに話をさせる方向になる。
貴司を疑う奴はどうかと思うという話も出る。
グッジョブは貴司のところで起きたんだろう、という話もでる。
この日も私は投票を終盤まで待つことにする。
私には人狼が全く見えてない。
だったら、村への貢献度で判断するしかない。
喋ってないのは佐和子。佐和子に投票した。
決戦になり、マサルと佐和子が上がった。
なんでマサルがこんなに疑われる?
彼は意見がはっきりしてるし、とても白い。
でも、もしマサルが生き残ったらマサルを占おう。
変わらず佐和子に入れる。
処刑:佐和子
▶︎2日目夜
マサルを占ってみたら、やはり白だった。
だよね。当然だよね。
▶︎3日目昼
死体:ケイタ
ミカ→サトシ○ 占い理由「マルサは1日目、2日目と名前があがっていたし、今後、占わずともみんなが結構疑っていたから必要ないと思った。みんなからスルーされていて、あまり触れ合えてない人だと思ったのが彼で、占った」
私→マルサ○ 占い理由「マルサは結構白いと思ってた。でも昨日は決戦になったし、接戦だったから、村として占っておく必要はあると判断した」
恭子→佐和子○
はー。
狂人よ、ビミョーな白打ちばっかしてんなー。
そのくせ狂人は私を「狂人だと思う。白ばっか打ってる」とか言いやがる。
それ以外にもあれこれグチャグチャ言ってるが、舌を巻くような演説は出てこない。
へーへー、そうですか。
信用差がこれだけあるわね、あんたと私には。
村のなかで疑われ始めたのは章江、リツコ、航平、由美。
リツコはガンガン意見を言っている。
章江はそもそも村っぽい。
由美はふわふわしている。
航平はいつもの尖った感じがなく、ぬるい。
今日もまた、投票を終盤まで待つ。
それを章江に疑われるが、投票時に私は「占い師だから自分にじっくり考える時間を与えたいと思っている。で、私はあなたを村だと思っている」と発言し、いかにも黒っぽい怪しげな雰囲気な航平に投票した。
処刑:由美
▶︎3日目夜
直感では航平が黒だ。
占った結果、やはり黒だった。
▶︎4日目昼
死体:なし(グッショブ発動)
私→航平● 占い理由「昨日も当表してるし、疑っていたから。さらに、メタっぽいこというけど、人間だったときの航平さんよりも尖ってない。発言がすくないから」
ミカ→章江● 占い理由「航平は1日目から白だとみてる。投票もバンバンしてるし。リツコか章江かでまよったけど、昨日票が入っていた章江をみたら人狼だった」
恭子→由美○
ほほー。
狂人が黒打ちしてきたねえ。
ま、そうするしかないよねえ。
誰かが航平に話を振る。
航平が狩人CO。
しかも、全っ然切れてないCOの仕方。
そんなわけねーだろ。
「本物でてください!」と私が叫ぶ。すると
マナミが狩人CO。
おい、すげーな狩人。
1日目と3日目、それぞれでグッショブかい。
最強じゃん。
章江を突く者が多少いたものの、投票は大半が航平に集まる。
処刑:航平
▶︎4日目夜
どうせ咬まれるのよね。
と思いつつ、サトシを占う。
結果は白だった。
▶︎5日目昼
死体:リリー
さー、私は咬まれてしまった。
で、確証はないが、真占いを信じてくれてる村人が多いので、村が勝てる気がした。
ミカ→リツコ○ 占い理由「グレーを占うべきと思い、情報がないリツコを占ったら白だった」
恭子→航平●
一人しかいない霊媒師・恭子が黒だしをしたので、村は歓声をあげた。
こうなるとますます、ミカの信用は下がるばかり。
ミカはギャーギャーわめいているが、明らかに村人達はまともに聞いていない。
稔はやたらやたら、サトシを処刑したがっている。
リツコはここにきて、章江に投票する気らしい。
処刑:稔
▶︎5日目夜
霊界から様子を伺った。
おー、残りの狼はリツコだったか。
だよな。あいつ、言ってることとやってること、ちぐはぐだもんな。
▶︎6日目昼
死体:ミカ
恭子→稔●
貴司が突っ走って「サトシと章江は恋人なんだろう」と唐突に言い出した。
サトシも章江も何も言わない。
マサルも黙っている。
貴司はさらに喋りまくる。
「恋人は恋人とCOしちゃいけないんだよな。だから俺が喋るだけにする。
恭子が霊媒でしょ。マナミが狩人。俺は恋人ではない。
サトシと章江が恋人。
残るのはリツコとマサル」
リツコは「私は恋人ではない」と発言。
独壇場の貴司に皆、ほとんど喋らずじまいで、投票時間になる。
処刑:貴司
▶︎6日目夜
おい、貴司、だっせーぞ。
知ったような口ぶりで色々言って、おまえが吊られてどーする。
人狼のリツコ、一人で頑張ってんなー。
しぶとい。
敵ながらあっぱれ。
▶︎7日目昼
死体:マサル、サトシ
恭子→貴司○
おー、この二人が恋人だったんじゃないかー。
残るはリツコ、マナミ、恭子、章江の四人。
リツコと章江の一騎打ちだ。
霊媒の恭子と狩人のマナミは相当悩んでいる。
悩んでいる。
そして悩んだ結果。
頑張って章江を信じることに!
処刑:リツコ
やったーーーー!!
村の勝利!!!!
今回は狩人すごかったね。
疑ってしまったけど、あんたすごかったわ、2GJ
【38戦目/狼の子】しょぼぼーん
■15人村
■内訳:狼狼狼狼狂占エハ村村村村村村村
■オープンルール。(初日占いなし。初日咬みなし。)
人狼:リツコ、サトシ、リリー(狼の子)、マサル(狼の子)
狂人ハンター:恭子
占師:由美
エスパー:ミカ
ハンター:佐和子
村人:ケイタ、貴司、伊右衛門、章江、稔、航平、マナミ
■結果:村人の勝利
いや、何がひどいって、色々。
詳しく書くのも気が失せる。
私は「狼の子」っていうカードを引いた。
狼版の恋人ですな。
狼の子は私とマサルで、どっちかが死ぬと片方も道連れ、っていう。
いやーな役を引いちゃったわけで。
で、エスパーとかいう、変な役職があってね。
夜のターンで一回だけ、能力を使うことができるんだって。
内容としては、人狼の襲撃先を左右のどっちかに1or2ずらせる。
襲撃先の変更対象が人狼の場合は、人狼が死ぬらしい。
あとは、ハンターとか。
狂人ハンターとか。
村人も7人いるけど、誰か一人が「隠れハンター」なる役職らしい。
めんどくせーな、細かく色々あると。
要は人数が多くて時間がかかるから、ハンターいっぱい入れてどんどん死んでもらいたいんだろ。
私とかまともに喋れてないし(村人から「誰かが喋ってる時に見もしないで考え込んでいたリリーは怪しい!」とか言われちゃう)、
相方のマサルもしどろもどろな感じだし、
サトシもあんまりシャキッとしてないって感じだし。。。
リツコが占いCOしてくれて、私に白だししてくれるという優しさを発揮。
で、エスパーのミカが頑張って能力発揮しちゃって、仲間のサトシ、いきなり夜の間に殺されちゃってさ。
必死で佐和子を黒塗りして、佐和子を吊ったら、佐和子がハンターでさ。
私、当然撃たれるよね。
マサルは、道連れになるよね。
オープンルールだから私が狼の子なの、ばれちゃうよね。
ってことは翌日、リツコの嘘がバレて、リツコ吊られちゃうよね。
ストレート負けですよ。
リツコごめんなさい。
もういいよ。
しょぼぼーん(´・_・`)
【37戦目/村人】村は勝ったけど自分は役立たずだった件
■14人村
■内訳:狼狼狼狂占ハス村村村村村村村
■オープンルール。(初日占いなし。初日咬みなし。)
人狼:伊右衛門、マナミ、稔
狂人ハンター:恭子
占師:航平
ハンター:サトシ
ストーカー:貴司
村人:リリー、ミカ、由美、ケイタ、章江、佐和子、リツコ
■結果:村人の勝利
なんか、ストーカーとかいう変な役職があった。
誰かをストーキングすることを夜のターンで指定し、
対象者が死ぬと後追い自殺するらしい。
ハンターとか狂人ハンターとか、オープンルールらしくハンターが多いね。
私、ハンターが入っているゲーム、好きじゃないんだよね。
繊細なゲームをぶっ壊してくる役職っていうイメージがあるので。
で、うろ覚えだけど、なぜか私は三日目に吊られた。
あとでわかったことだけど、狼陣営に黒塗りされた。
でもオープンルールだからすぐに身の潔白は証明されたけど。
なんか、白けるんだよねー。
そうならないように自分でバッシバッシ跳ね返せないといけないんだよな。
なんか、出来なかった。
あまりにも濃いメンツに辟易していたってのもある。
村は最後には勝ったけど。
なんだかなあって感じ。
【36戦目/霊媒師】適当人狼
■9人村
■内訳:狼狼凶占霊狩村村村
■クローズルール。(初日お告げあり。初日咬みなし。連続ガードなし。)
■人狼:鈴太郎、仙人
■狂人:ユウジロウ
■占師:陽子
■霊媒師:リリー
■狩人:チラ美
■村人:シューキ、玲子、愛花
■結果:村人の勝利
はい、いつもの飲んだくれな適当人狼の時間。
さて、リリーは霊媒師のカードを引いた。
COはなるべく慎重にしよう。
▶︎1日目昼
「はい!!あたし、占いです!!」
いきなり陽子が叫んだ。
面食らってしまったらしく、誰も対抗で出ない。
「じゃあ狩人は陽子を守るってことで」
私はごく当たり前なことを言う。
「今日ねー、仙人が超怪しいと思うよ!」
チラ美のセンサーが働く。
おお、解りやすいくらい、仙人が動揺してるよ。
生中のジョッキ持つ手が震えてるじゃん。
そのあとはほとんど発展性のない会話になって、
まんま、仙人が票を集めてしまった。
処刑:仙人
▶︎1日目夜
おお、やっぱり仙人は人狼だったかー。
楽勝じゃないか。
▶︎2日目昼
死体:陽子
「なんで狩人は陽子守んなかったのーーー!」
私は思わず吠えた。
「で、仙人はねえ、人狼だったよーーーー!」
村人達は「おー!」とか言う。
ボンクラ市民どもが。
「俺、とある役職なんだけど。重要な役職なんだけど、相当ね、ユウジロウが怪しいと思うよ。顔、変だし」
鈴太郎がバカっぽいことを言う。
重要な役職ってバレバレなんだよ。
狩人なんでしょ?
言うなよ!!
「確かにユウジロウは役に立たないし吊ってもいいんじゃん」
私が言った。
「賛成でーす!!」
玲子が手を挙げて笑う。
「俺、ちょっとここの唐揚げ食ってただけっすよ」
ユウジロウは唐揚げを言い訳にする。
「唐揚げを食べるくらい緊張感がない奴だから、村かもね」
私は少し同情して、フォローしてやる。
すると馬鹿なユウジロウはまたもう一つ、唐揚げをつまむ。
「こいついなくていいよ!!」
鈴太郎が尚もいう。
周りも頷き、私もさしてフォローする気がなくなってきた。
処刑:ユウジロウ
▶︎2日目夜
ボンクラ・ユウジロウは人間だった。
ボンクラ人間だった。
▶︎3日目昼
死体:チラ美
私が霊結果を発表すると、「ユウジロウは人柱になった。それは必要だった」と玲子から残酷なことを言われてしまう。
で、鈴太郎が今度は「シューキ怪しいよね」とか言い出す。
「そう?」と愛花が観察し始める。
私は特段、挙動からみてもシューキは怪しくないと思った。
いつも通り超然としている。
「それより、鈴太郎がこんだけベラベラ喋りまくるときって怪しいよね。普段から怪しい顔だけど。メガネとか特に」
私がそういうと、心強さを感じたのかシューキも力強く頷く。
「リリー、偽物じゃないの。大丈夫?うさんくさいよ、ねえ」
鈴太郎が私に噛み付いてきた。
「じゃー、なんで他に対抗でないの。ってか、私、人狼見つけたらすぐにカミングアウトしましたよね。ってか、前日に怪しいと思って投票もしてるしね。仙人のこと言ってるのよ。わかってるよね」
私がやり返した。
「いや、嘘の結果を言ってるのかもしれない」
鈴太郎がこんなこと言い出したってことは・・・
間違いない。
こいつがラストウルフじゃ!
「あの仙人の挙動不審ぶり、どうよ。なんで弁明しなかったのよ。なんでおとなしく投票されてんのよ。なんでみんなは怪しいと思ったの?それは明々白々だよ。私を此の期に及んで怪しむ鈴太郎はどこまでも怪しいわ!!」
私は口から唾を飛ばしながら噛み付きにいった。
で、鈴太郎以外はみんな鈴太郎に投票。
処刑:鈴太郎
村人の勝利ーーーー!!!
はー。
このメンツは本当にやる気あんのか〜…
【34戦目/狂人】占い騙りからの、狂人咬み
■13人村
■内訳:狼狼狼凶占霊狩村村村村村村
■クローズルール。(初日占いなし。初日咬みなし。連続ガードなし。)
■人狼:隼、次郎、カナ
■狂人:リリー
■占師:ワカメ
■霊媒師:ラク
■狩人:瞳
■村人:クミ、美月、久兵衛、義則、絵里、ゾンビ
■結果:人狼の勝利
▶︎最初の夜
上級者が多そうな集まりに参加。
で、私は…
うわー、狂人引いちゃった!
全然やったことないんだけど、どうしよう、狂人。
とりあえず、みんなほぼ初めての人で上手そうだし、私は騙りで出たほうがいいよね?
無駄に長生きしようとか、考えなくていいよね?
占い出ようってなったらすぐ手をあげればいいよね、うん。
2日目以降はどうしよう?
▶︎1日目昼
簡単な自己紹介から。
自己紹介で怪しげな人は特に見つけられなかった。
しいえていえば、ゾンビが血色悪くてボソボソしていて、なんか怪しいかも。
「じゃーまずはどうやって議論進めて行きましょうか」
開口一番、爽やかな感じの隼が切り出す。
「とりあえずグループ分けしてきませんか。
人狼は同じグループに固まるのを嫌うと思いますし。
三つくらいに分けて、その中から怪しい人をそれぞれ絞って投票候補にしませんか」
と言ったのは久兵衛。
なるほど、なんかアルティメット人狼みたいだなー。
「どうやって分ける?」
とカナ。なんかクールな感じの子だ。
「色別とかどうかな」
瞳が提案する。
「赤、青、黄色に分けましょか。どうすかね?」
隼が言う。
みんな賛成する。
私は咄嗟に考えた。
なんとなく、赤って人狼っぽいイメージ。
となるとそこは避けたがるかな、人狼が。
私は敢えてそこに入って、役職者だってことにしようかな。
「赤がいい人ー」
隼が声をかける。
私は真っ先に手を挙げた。
ほかに2人、手を挙げた。
「青ー」
5、6人が手を挙げる。
「黄色ー」
4人。
なんか偏ったけど…。
うーん、私は投票候補にされる確率が1/3か。
ヤバイなぁ。
「じゃ、色別にちょっと席分かれて、怪しい人を決めてもらえますか。
まずは赤から」
隼が取り仕切った。
赤グループは私と美月、ワカメだった。
ワカメはなー、なんか太々しい感じがしてイヤなんだよな。
「あたしは占いだから吊られるわけにはいきません」
とワカメ。
「まって、私が占いですから!」
頑張ってとっさに嘘をつくリリー。
「え〜。マジで〜。どうしようかな〜、いきなり占い2人〜?」
美月は笑いながら困った顔をする。
「ちょっと、ほかに占いだって人、いますか」
隼が聞く。
青グループからも黄色グループからも出ない。
「もう、グループ分けとかいいんじゃない?占い2CO出てるし」
髭面なラクがダルそうに言う。
「いや、結局この2人を外してグレーから吊ったほうがいいから、
グループ分けは続行だよ」
次郎が言った。
「え〜そうなったら私、能力ないから真っ先に投票候補じゃん〜」
赤グループ唯一の占い以外であるのは美月1人。困ったな、という感じ。
たぶん村なんだろな。
青グループは多い。
隼、クミ、久兵衛、義則、絵里、ゾンビの6人。
元々の性質?なのか、ゾンビの話し方がボソボソしていて怪しい。
でも、あいつが人狼には見えないな…なんか下手くそなだけ?
「私、市民です」
絵里が言った。
「いや、それを言ったら俺も市民だよ」
「私も」
「僕も」
絵里が市民COしたのを皮切りに、みんなが一斉に市民アピール。
そこへクミが、
「あんまり市民とか言わないで。それを言いすぎると
、狼から見て能力者が絞り込めちゃうでしょ」
とか言った。
確かに。
そういうクミは、私のご主人様じゃなさそうだなぁ。
なんやかんやで寡黙なゾンビが候補になる。
ゾンビは初心者なのだろうか、言葉にしたいけどうまくできない、といった感じ。
さて、黄色グループ。
次郎、カナ、ラク、瞳の4人。
「なんとなく、ラクさんしか信じられそうな人が今はいない」
次郎が言った。
「私はカナが怪しいと思う!」
瞳が言うと、カナが速攻でやり返す。
「なんーの提案もしてない人が言うセリフ?」
「え、私意見言いましたけど」
瞳は怒ってる。
「手を挙げたの遅かったしね」
ラクがカナを見ながら追い詰めた。
「黄色ーって声がよく聞こえなくて出遅れただけだから」
カナがそっけなく言い返す。
「そうかな。作戦を考えまくってて出遅れた人狼みたいだったよ」
なおも、ラクは執拗に追い詰める。
候補はカナになった。
さて、投票時間。
私は美月に入れたけど、ゾンビが多数票を集めていた。
市民であることを願う。
死んでくれ。
処刑:ゾンビ
▶︎1日目夜
さて、どうしよう。
早々と誰かを黒出しするのはリスクあるよなー。
誤爆するかもしれん…
でも、占い理由がそれっぽく言えればいいんじゃないかな?
いや、でも黒出しはやっぱ怖い。
カナが黄色グループで候補に上がっていたよな。
ひとまず、カナを白とか言ってみようか。
▶︎2日目昼
死体:久兵衛
残り:11人
ワカメ→ラク○
リリー→カナ○
ワカメはこう言った。
「ラクが少し強引な誘導をしてるように見えたので占いました。
結果、村でした」
対するは リリー。
「カナが候補に上がっていたけど、処刑されませんでした。
狼で、庇われてるんだと思って、カナを占いました。白でした。
個人的にはカナを攻撃していたラクも白っぽいです。
村同士争ってるように見えます」
…なんか、言ったそばから、敵を作らないようにしてる人外っぽいかなーと
我ながら思ってしまった。
「リリーさんて私に投票してたよね。私よりカナにしたのってなんで〜?」
美月から突っ込みが入る。
えーとね、それは…
「確かに美月さんに私は投票した。
でも美月さんよりカナさんのほうが票が多かったよね。」
私は少し早口で説明した。
微妙だったかな?
「ちょっといいすか」
隼が言った。
「ゾンビさんは黒でした」
突然、隼が霊媒COした。
マジか。
「させねーよ。僕が霊媒だし。ゾンビは村だった」
ラクもCOした。
うーわー。
そりゃあ、ラクが絶対本物だよね。
真占い師のワカメに白打たれてるもん。
どうやって隼を庇う?
「ワカメさんから見たらラクさんが真霊媒ですよね。
さっきまでラクさんが白く見えてたけど、
今の私目線ではワカメさんが偽物なんで、ラクさんを人外めに見てます。
だから今日吊りたいです。
かといって隼さんが本物っぽいかと言うと、まだ完全には信じてないです。
ゾンビさん、そんなに人狼っぽい動きしているように思えなかったし」
私は、これくらい言うのが精一杯。
「あたしにとってはもうラクさんが絶対本物!白だったし!
これまでの推理もキッチリしてるし、曖昧なところがない!
めちゃくちゃ真霊媒の挙動でしょ?!リリーさんと隼さんが人外なんですよ!」
ワカメは早口で力強く言う。
「それと、次郎さんと義則さんは村だと思います!」
ワカメはなおも言う!
むーん、これでは理論でもパッションでも負けてしまう。
そこへ、カナがワカメを疑ってきた。
ラクが白だったら絶対本物とは限らない、と。
カナの意見に何人かは頷く。
次郎も、絶対本物ってことはないと言う。
ワカメは少しビクッとした感じだ。
「あのタイミングで霊媒師ですって出てくれば、信用できると思うけど」
「それこそ狂人がやりそうな手口…とは言えるな」
穏やかな口調で義則が突っ込む。
「確かにね。わざわざ白を出してもらったのに敵をつくるような勿体無いこと、狂人ならしないかもね」
瞳が頷く。
「でも俺が本物なんだよね。俺の推理はこうだ。
隼、美月、義則が人狼。リリーが狂人。さっきから動きが狂人っぽいよな。
ワカメ、本物占い師だろ」
冷たい目をしたラクはそれぞれを指差しながら言う。
私は狂人と言い当てられて、ドキッとする。
隼はラクが狂人だと推理している。
また、彼から見て真占い師は私、ワカメが人狼、瞳かクミが人狼、と映っているらしい。あと一人はまだわからない、と。
「お前が人狼だろ」
ラクは隼に睨みを利かす。
「僕は霊媒師なんです。占われてもいい」
隼は一歩も引かない。
投票時間になった。
私は弁がたつラクも殺しておきたかったが、ワカメに投票。
当然ワカメも私に投票。
「私、自分で言うのもなんだけど超村っぽいと思うのよ」
と言って美月はラクに入れた。そうだよね、なぜかあなた、疑われていたしね。
「味方をつくろうとしてない、強い意志で推理をしてるのはラクさんのほう」
と言って、瞳は隼に投票。
「まだ2日目の段階で全体が見えてる言い方をするラクさんは高い確率で人狼」
と言って、カナはラクに投票。
その後もラクと隼でバラけるが、ラクのほうが多かった。
処刑:ラク
▶︎2日目夜
あー、ラクが死んでくれてよかった。
怖いよあの人。
さー、次はどうしようかな。
ワカメ、瞳、絵里あたりを人狼だと思うとか言おうか。
でも、瞳とか特に人狼っぽいんだよね。
実際は隼と…あと誰か2人が人狼なんだろうけど。
ゾンビはきっと黒塗りされた村人なんだよね。
ラクに攻撃的だったカナは人狼なのかな。
カナは隼を責めてなかったし。
美月はくつろいでるし、村っぽいなぁ。
隼が信用されるには、ラクが人外にならないといけないよね。
そのラクに投票した美月がシロだって分かれば、いいんじゃないの?
少なくとも私は人狼に咬まれない。
▶︎3日目昼
死体:絵里
残り:9人
ワカメ→カナ●
リリー→美月○
隼→ラク●
ワカメ「カナさん占った。狼でした。」
なんでカナを占ったのかと、義則がワカメに聞いた。
「だって、対抗のリリーさんが白だししてるでしょ。
怪しいよ。カナさんが白だったら白確つくれるし、それはそれでいいと思いました」
ワカメの説明だ。
クミや瞳は頷いてる。
「カナさんパンダだね」
瞳が言った。
「私は美月を占いました。村でした。
自分の村アピしかしてないし、積極的に議論を進める気がない狼に見えたからです。
でも村人だった。その美月が投票したラクは人外だと思います。
現時点で私は隼が本物の霊媒師だと思います」
…って頑張って私は言ってみたけど、なんか気迫で負けてるような。
「霊結果、ラクさん黒!ちょっとみんな、聞いてもらっていい?
僕の対抗のラクさんは人狼でした。
そのラクさんに白出ししたワカメさんはたぶん狂人です。
今日は僕を信じるならワカメさんに入れて下さい。
ワカメさん信じるならカナさんに入れて下さい。それでいいですよね?」
隼が勢いよく言った。
が、反応は薄い。
「うーん…。ちょっと一方的かな。
隼さんを信じるにしても、ワカメさんは人狼じゃなくって狂人なんだろ。
隼さんを投票対象にするってのはどうすか」
次郎が言う。
「うん!それでいいと思う!」
ワカメが食いつく。
「霊ロラはやったほうがいいかもね。そっちのほうが安全だし」
瞳が賛成する。
「あたしから見たらリリーさんは狂人。ラクさん本物の霊媒師。
隼さんとカナさんが人狼で、どっちが先でもいいから投票してほしいです。
クミさんは潜伏してるっぽく見えるんだよね」
ワカメがクミに矛先を向ける。
「私は村です」
クミが言い返す。
「グレーの人はどう思う?」
隼が聞いた。
義則は、隼はそんなに怪しくはないが、安全策をとりたいから処刑したいと発言。
次郎は、気持ち的にはワカメが焦ってる人狼に見えるから投票したいけど、村の意向が霊ロラならと発言。
クミは、リリーが怪しいと考え、ワカメのほうが挙動が本物っぽいのでカナに入れると発言。
美月は、隼の挙動は村っぽく見えるし、ワカメとラクの人外ラインが有るのではないか、と発言。
カナは、確実にワカメ処刑で、と発言。
投票時間になる。
少しバラけたが、隼が最多票だった。
処刑:隼
▶︎3日目夜
さー、人狼はどう動く?
カナと隼と…あとは瞳?いや、なんか違う気がする。
瞳は結構、正義感がでてる。
意外と義則とかがグルだったりするんじゃないの?
義則は安全策ばっか言ってるし、そんなに推理をがんばってない。
明日はそれでも誰かに黒打たなきゃ。
私は占い師(自称)!
黒は次郎、義則、瞳ってことにしとこう。
瞳に黒だししよう。
▶︎4日目昼
死体:リリー
残り:7人
ワカメ→義則○
あらー、咬まれちゃった。
でも、これで私の真目上がったよね?
「白もらっても、ワカメさんのこと信じられないんだよな。
対抗が死んでて、なんで自分は生きてんの?」
義則がワカメを睨む。
お、面白い展開。
やっちまいな!
「あたしは生かされてるんです!人狼にしたいんでしょ。
だから、リリーさん咬んだんだと思う。私はとにかく人狼見つけてるんです!
カナさんと、あと隼さんでしょ。瞳さんか次郎さんか、クミさんです!」
ワカメ、がんばるなー。
でも私の敵だから、死んで。
次郎は疑わしそうにワカメを見ている。
「なんか今頃になって意見変えてきてるように見える。
最初、次郎さんは信じるって言ってたのに。
それに、俺から見て瞳さんはすっげー村人だと思う」
「私も次郎さんと意見がけっこう一致しているし、村置きしてる。
ワカメさん、ちょっと信じられなくなってるよ。
テンパってるのかもしれないけど」
瞳が言った。
ワカメは真占いのわりに、私が死んだせいでグレーからも信用とれてない。
まぁ、狂人の私が先に咬まれちゃ、怪しくはなるよね。
ともかく、義則は村だったのか。
じゃあラストウルフは…美月か次郎?
クミと瞳は手厳しいこと言ってるし、村だと思うんだよな。
カナと次郎、義則は完全にワカメを吊る方向で話を進めていた。
義則の意見としては、占い師も霊媒もロラしておけば確実に2人外は殺せてる、ということだった。
美月は、義則が怪しい気もする、と言いだした。
冷静なクミはこんな状況になっても、リリー疑わしい説を説いていた・・・
だか議論はそれほど発展せず、ワカメが最多票に。
処刑:ワカメ
▶︎4日目夜
なんだか頭がこんがらがってきた。
私はさっさと殺されて、よかったかもしれない…
▶︎5日目昼
死体:クミ
残り:5人(カナ、次郎、美月、義則、瞳)
そして迎えた5日目。
「これまでの議論の進め方から言って、カナさんは人狼だと思う。
初日からずーっと話の濃度が変わらないっていうか、ずっとフラットだよね」
瞳がずばりと言った。
おー、すごい観察力。
カナは黙って聞いてる。
「だんだん情報が増えていけば、みんな少しずつ見方が変わって、
意見も変わってくるじゃない。
でも、カナさんってほんっとにフラットなまんまだだし、そこが疑わしい。
次郎さんとか義則さんは結構、その場に応じて状況判断してるもん。
だからワカメさん真置きして、リリーさん狂人って考えたとき、
もう答えって出てるよね」
げー。そうでしたか。
でもそれって、カナがへっぽこ人狼ってことだよね。
「あと何人いるんだろうな。もしカナが人狼だったら、ほかの狼は隼と…」
義則が言いかけたとき、次郎が遮って言った。
「美月さん、人狼でしょ」
「は!私なわけないじゃん」
美月が即言い返す。
次郎から見て、意見や投票がフワフワしているのは美月だから、
人狼に違いない、という推察だ。
全然ブレてない、と美月は言い返す。
さらに、瞳だってよくわかなんない、殺してもいいんじゃん?と美月は言い出す。
瞳はキッとなって言い返す。
「はい。言います。私、狩人です」
狩人CO、キターーーーー!
「最初に護ったのがワカメ。2日目がクミ。3日目、またワカメ。
4日目は絶対言わない。対抗、いますか対抗」
瞳が一同を見渡す。すごい目ヂカラ。
誰も出なかった。
「そうだったんだ。だからか。
なんか隠してる感じしたの。私、瞳さんのこと信じるよ」
カナがあっけらかんと信じる発言をした。
「俺も」
義則も言った。
「ちょっと待って。
みんなは咬まれたリリーさんの方信じてるんだよね?
ワカメさんを信じてないから、てことだよね?
だったらおかしいよ、私、リリーさんから白もらってるよ!」
おおおおお。
ここにきて、美月がねばる。
そうそう、私はあなたを白だししましたよねー。
どうなるのコレ。
「ぶっちゃけ、ワカメさんもリリーさんもどっちがどっちだかわかんない。
だから、それぞれの占い結果はもうあまり意味がないと俺は思ってる」
おお。義則、それは、私的にはちょっと残念だけど、ちょっとラッキー。
「これでもし、明日も続くんなら、カナさん吊れば村の勝ちじゃね?」
次郎がまとめた。
瞳を疑ったことが致命的となり、4人が美月に投票。
美月は呆然としながらなぜか義則に投票。
処刑:美月
村と狼が同数になり、人狼チームの勝利〜!!!!
---------------
瞳が死ぬほど悔しがってた。
そうだよね、いい推理してたもんね。
でも、自分(狩人)のこと信じる、ってカナ(人狼)に言われちゃったから、
美月に入れたくなっちゃったんだね。
GJ出せなかったのも辛かったね。
カナはあんなに疑われてたのに、最後までよく生き残れたね。
黒出しされてたのにねー。
次郎の立ち回りがすげー。
全然人狼っぽくなかったよ。
とりあえず、私は勝った陣営のなかに居たらしい。
【33戦目/人狼】霊媒騙り
■9人村
■内訳:狼狼凶占霊狩村村村
■クローズルール。(初日占いなし。初日咬みなし。連続ガードあり。)
■人狼:リリー、仙人
■狂人:ユウジロウ
■占師:玲子
■霊媒師:鈴太郎
■狩人:愛花
■村人:チラ美、藤子、陽子
■結果:人狼の勝利
▶︎最初の夜
さて、いつもの飲み会混じりな人狼ゲーム。
リリーは人狼を引いた。
相方は仙人かー。
こいつ、結構投げやりなプレイスタイルだから、面倒くさくなったら身内切りしようかな。
どうしようかな。
仙人、潜伏とか上手くないしな。
といって、騙りも上手くないしな。
つまり、全部下手なんだよな。
すぐ吊られるし、仲間としては頼りないよな。
私が騙りで出ても、仙人が逃げ切れるとは思えないなー。
だったら仙人をうまく庇えれば・・・
一番勝率高いんじゃないか?
連ガ有りだから、占い師は護衛され続けるだろ。
霊媒あたりで、二日目以降に出てみようかな。
狂人が占いで出てくれるといいな。
▶︎1日目昼
「占いとか、だします?」
玲子が聞く。
このメンツは大した作戦もないくせに、すぐに出したがる。
「うん、連ガ有りだし、出していいと思う」
とりあえず私は言った。
「はい、俺占い師」
ユウジロウがぬるっと出てきた。
「はいー偽物見つけました。私が本物の占い師ですー」
玲子がとっさに手を挙げた。
「いや、そっちが偽物でしょー」
ユウジロウが笑いながら言う。
おいユウジロウ、もっと色々理由を言え。
「なんで玲子は占い出します?って最初に聞いたの。すぐに自分が占いですって言えばよかったじゃん」
仙人、たまには最もらしいことを言う。
「私は、最初に偽物をあぶり出したかったんです。だから周りの出方を見てから言いました」
玲子はそれらしい説明をする。
「なんか本物っぽーい」
チラ美は玲子を見て言う。
周りも頷く。
うん、狼の私から見ても、あんたのほうが堂々としてるし、本物っぽいよ!
どうすっかなあ、たぶんユウジロウが狂人なんだろ。
ここで露骨に庇っても仕方ないんだよな。
でも、疑惑の種ぐらいは蒔いたほうがいいよな。
「私も玲子の方が真占い師だと思う。
冷静で堂々としてるし、挙動不審なところもないし、理由も明確だしね。
ただ、ユウジロウがボキャブラリが足りなくてとにかく反抗しかできない本物、と見えなくもないんだよね。
逆を言えば、玲子が人狼で、本物をあぶり出して今夜殺すための布石をうったのかな、とも受け取れる」
ここで私は間を置いた。
愛花や藤子、陽子は頷く。
チラ美は首を傾げてる。
「まだ二人とも占ってないし、今日のところは二人とも生かして、明日の占い結果がどうなるか聞いてみない?
今日は、あんまり喋ってない人に投票しようよ」
と、私がまとめると、大方は頷いた。
「なんか仕切ってるからリリー怪しいなー」
鈴太郎がニヤニヤしながら私を見つめる。
バカが。
「じゃあどうやって話進めるの?どうやって容疑者しぼってくの?」
バカを睨み返す。
取り合ってもしょうがないので話を切り返す。
「占い師の二人から見て、誰が怪しいと思う?」
「私は陽子あたりが静かだから疑ってます」
と玲子。
「俺は愛花が怪しいかな。さっきからずーっと考えこんでるし」
とユウジロウ。
確かに愛花は腕を組んで黙り込んでる。
霊媒か、狩人かな?
愛花は焦ってるのか、大きな声で言い返す。
「え、あたし、そんなに怪しいですか?し、市民ですよ市民!」
「へー、そうなんだ、怪しいね」
お、いいぞチラ美。
「あたしはユウジロウさんが怪しいと思う」
愛花なりの推理だ。
「まあ今日は私とユウジロウさんは投票対象じゃないんで、今日のところは!生かしといてもらえます?」
対抗の玲子に庇われるユウジロウ、だせーなー。
とりあえず能力者ならば生かしておけない。
黒塗りするか。
「私が一番白いって思うのは、チラ美と仙人かな。チラ美は積極的に話してるし、探してる感じがする。
仙人は、玲子に向かって思い切り疑ってかかったし、その姿勢が村っぽいと思った。
仕切ってるだのうんぬん言ってる鈴太郎は、勘違いしてるだけの村なんだろうと思う。
陽子と藤子は真剣に話を聞いてる感じがするから、今のところ疑ってない」
私はこれだけ言った。
「そうなるとさー、ますます愛花、怪しいよねー」
チラ美がニヤニヤしながら言う。
「そうですね。リリーさんも市民っぽいと思う」
陽子が言う。
いい感じに、議論終了。
処刑:愛花
▶︎1日目夜
さて、誰を咬もうかな。
仙人は真っ先に玲子に投票を促す。
いや、そこは狩人に護られてるだろ。
私に決定権があったので、利用できなさそうな鈴太郎を選んだ。
最終的におとなしい藤子あたりをラストウルフに仕立てよう。
玲子は人狼か狂人扱いにしないとね。
偽霊媒師としてCOすることも考えとかないと。
ひとまず愛花は人間だったということにしておこう。
▶︎2日目昼
襲撃:鈴太郎
玲子→仙人●
ユウジロウ→チラ美●
げ。
仙人が早速、黒だしされてんじゃん。
ダメだよー。
でも、ユウジロウもぶっ放してきたね。
よしよし。
狂人として最低限のことやってくれたね。
「はー?あたしが人狼なわけないじゃん。てか、もうユウジロウ吊りでいーよ」
チラ美が怒る。
「怪しいと思ってたんすよね。チラ美さんの動きが目立つなーと思って、調べたら、ハイ!人狼ー!」
いや、ユウジロウ、それじゃー微妙だって。
「仙人が人狼でした。最初に疑ってきたし、その後あまり発言してないから占いました」
あー!玲子、そうね、それは確かにあんたの言う通りだと思います、はい・・・。
「俺からみたら玲子が偽物、ユウジロウ本物」
仙人、それしか言うことないのか!
「どっちも黒が出てるんだから、どっちか吊らないとですよね」
陽子が言う。
うん、そうだね。
「じゃー絶対、仙人吊って!私はずっと怪しい人探してきたけど、仙人、そんなにしゃべんないし怪しいじゃん!
もし昨日の愛花が市民だったら、今日は絶対に人狼処刑しないとヤバいよね?」
チラ美は猛然と喋る。
そうだね、あんたは吊り縄ちゃんと数えられてるんだね。
これは仙人のほうが信用とれないだろうな〜・・・
「ねえ、霊媒師って出ないんですか」
陽子が話を振る。
出ろ。出ろ、本物。
しかし、誰も出てこない。
ってことは、愛花か鈴太郎、霊媒師だったんじゃん?!
「思うに、霊媒師はまだ人狼を見つけられてないから出てこれないんだと思う。
霊媒師は人狼を見つけたら、名乗り出てほしいです」
私はそれっぽいことを言ってみた。
皆、頷く。
固まっている仙人を除いて。
さて、仙人は切るか。
「まー、どう見てもこのチラ美の真剣さから言ってチラ美が人狼ってのはないわー。
今日は仙人じゃない?」
私はこう言って、投票時間になる。
処刑:仙人
▶︎2日目夜
さて、ここからが重要。
一人になっちゃったし、どうすっかなぁ。
玲子は信用されてるからな。
狩人もまだ生きてるかもしれないし。
連ガ有りって厄介だよな。
狩人っぽいのは陽子かな。
でも、けっこうのんびりしてるふうにも見える。
藤子かな。
藤子はラストウルフに仕立てたいから、ダメだな。
チラ美が無難かな。
明日は霊媒で出たほうがいいだろうな、さっき誰も出なかったし。
霊媒結果で、仙人を黒だしするか。
私が黒出しされたら、玲子を偽物にするしかないからな。
黒出しされたら速攻で霊媒COして、仙人はシロだった!って言って
全力でユウジロウかばうしか無いよな。
▶︎3日目昼
襲撃:チラ美
玲子→陽子◯
ユウジロウ→リリー︎○
セェェェ〜フ(めちゃ、ドキドキした)。
でも、ユウジロウなんかに白もらうって、なんか私が人外っぽいじゃーん。
玲子は陽子に白うってくれたんだ!
ますます藤子を黒塗りできそうだ。
ここは早めにCOだな。
「人狼見つけたので出ます。私、霊媒です。仙人は人狼でした」
私がCOすると、残りのメンツは「やっぱりね」という表情。
うん、誰も霊媒ででてこないね。
やっぱり愛花か鈴太郎が真霊媒だったんだ。
「あと、言っとくけど私はユウジロウに白もらっても、全然信用してないから。
あんたが人狼だと思う」
「狂人の線はないですかね」
玲子が確認する。
「無いと思う。なんでかっていうと、1日目明けてから、いきなり黒出ししたでしょ。
あれって本物か、内訳わかってる人狼じゃないと怖くてできないと思うんだよね」
私は推理してる風に言った。
「いーや、僕が本物です。リリーが人狼なんじゃないっすか」
は?
ユウジロウよ、私、つい今しがた、あんたに白もらったばかりですけど?
「自分が占って市民だってわかった相手に、人狼じゃ無いですかってイミフですよ」
玲子が代弁してくれる。
陽子と藤子は爆笑だ。
「うーーーん、今日こそユウジロウを吊りましょう」
陽子が言った。
処刑:ユウジロウ
▶︎3日目夜
今日はいい加減、玲子を咬もう。
でも、まだ狩人、いんのかなー。
どうだろう、陽子と藤子・・・
GJで玲子が死ななくって、陽子か藤子が狩人COしたらどうする?
玲子に黒だしされたら、玲子をラストウルフ扱いするしかない。
でも玲子に黒だしされなかったら、陽子か藤子をラストウルフ扱いしよう。
で、どっちが狩人COしても、COしたやつを黒塗りしよう。
今のところ、玲子には信用されてるからいける・・・かな?
明日は「なんとユウジロウは人狼じゃなかった」作戦だな。
逃げ切りたい。
▶︎4日目昼(最終日)
襲撃:玲子
よし、玲子、死んでくれた。
狩人はもういないってことだよね??
偽霊媒師として、最後の仕事だ。
「今日がきたってことでわかってると思うけど、ユウジロウが人狼じゃなかった。」
陽子と藤子が顔を見合わせる。
うーん、二人ともなかなかいい市民っぽい挙動だね。
「今までのこと整理すると、やっぱ本物の占いは玲子だと思う。
で、ユウジロウは狂人だったんだ。
仙人が人狼。
私目線だと、陽子か藤子があと一匹の人狼なのね」
私は説明した。
「それだと、絶対藤子だと思います」
と陽子。
「え・・・、私、絶対市民です。陽子さんじゃないですか」
と、弱々しい感じの藤子。
「でもさ、これまでの議論でもわかったけど、どー見ても玲子が真占い師だよね?」
私がきくと、二人は頷く。
「そうなると、玲子が白出ししたのは陽子だよね?」
藤子の顔が青ざめる。
「消去法で、もう藤子しかいないんだよ」
強く頷く陽子。藤子は言葉を失う。
「・・・でも、おかしいです。わたし、絶対に市民なんです。
玲子さんって人狼だったんじゃないんですか?」
藤子は必死だ。
「人狼は、夜に死なないから」
私が一蹴する。
「じゃあリリーさんが人狼だと思います。本当は偽物なんじゃないですか」
藤子、必死の抵抗。
「なら言うけど、霊媒出ないんですかって話になったとき、なんで誰も出てこなかったの?
私は簡単に襲撃されたくないから、狼見つけてから出てきた。
そのときにも、自分が本物だって言う人、いなかったじゃん。」
私が強気に言うと、藤子は黙り込んだ。
「リリーさんのことも、玲子のことも信じる。私は藤子に投票する!」
陽子が力強く言った。
私も力強く頷いた。
処刑:藤子
人狼の勝利ー!!
……
やったー!勝った!
一人で逃げ切った!
ふぅー役職で最終日まで残るってドキドキするねえ。
あとで内訳見たけど、初日に運良く役職ふたつとも殺せてたんだ。
ラッキーだったなあ。
仲間がショボすぎたけどね。
力量を見てから、騙るか潜伏するか、考えないといけないよね。
もっと上手い人と一緒なら、堂々と役職騙っていけるんだけど。
変な汗掻いたよ〜
アルティメット人狼をもっと魅力的に演出してほしい件
——————————
GMなしの人狼ゲームはつまらない
最近、特に思う。
友達と集まって人狼をやるとき。
飲み会の余興ついでに人狼をやるとき。
私の周りだとスマホのアプリ「人狼ゲーム〜牢獄の悪夢〜」を使って遊ぶことが多い。
このアプリがあればGMは必要ない。
スマホを回しながら全員参加の人狼ができるから、その点は素晴らしく良いと思う。
だけど、絶対に難がある。
まず、昼の討論時間。
一応タイマーがあるけど、まず守らない。
時間が来てもなんやかんやと喋りたがる。
酒が入ってたりすると尚更だ。
そうなるとどうしても村陣営に有利になる。
話し合う時間が長引くほど、情報は増えていく。
嘘をつく側の人狼陣営はやがて疲れてしまう。
投票時間。
ここが特に頂けない。
GMがいないから、掛け声とともにみんなで一斉に指を指すとか、村の立場を考えたプレイはできない。
順番にスマホを回し、投票していくのみだ。
これだと順番が後方の者に有利である。
票の入り具合を見て、票を重ねたり、散らしたりして操作できる。
人狼が後方に固まっていたりすると特に村陣営は不利だ。
また、最近はバージョンアップしたからか?誰が誰に投票したかを画面上で知ることが出来るが、ちょっと前のやつだとそれが出来ない。
この部分は村陣営に非常に不利である。
昼間の言動や態度だけで推理しなくてはならない。
投票行動から情報を集めることが出来ない。
夜のターンについても難がある。
順番に回ってくるスマホを操作し、次の者に回す。
このときに操作ミスが起きやすい。
占い師は占う対象を間違えたり。
霊媒師は白黒の判定結果を見忘れたり。
狩人は護衛先を間違えたり。
人狼は初回の役決め時に、誰が仲間なのかを確認し忘れたり。
そんなくだらないけど困ったことが、結構な確率で起きる。
ニコ生の人狼プレミアムチャンネルなどを見ていても、事故は起きた。
ゲームの性質上、一つ前の画面には戻れない。
気づいたときには、別の誰かのための画面に切り替わっていることがほとんどだ。
さらに、人狼に限ってのことだが、襲撃先を相談することができない。
スマホの巡ってくる順番が、最後の人狼が決定を下すわけだけど、
その決定者が経験が浅いと「良い」咬み先を選べない。
一応、順番が前のほうにいる人狼は「なんとなく〇〇さんを襲撃しよう」とか「〇〇さんを殺さないと危険」とか、それなりの意思表示は出来るようになっているが、決定を下すのはあくまで最後尾にいる人狼である。
他者の意見を汲み取れる者もいれば、そうでない者もいる。
敢えて意見を突っ撥ねる者もいる。
こうなると仲間意識は低下していく。
成り行きを見守るような、受身のゲームになりやすい。
また、夜のターンではスマホが巡ってくるまでの間、基本的には皆、顔を伏せていないものだ。
雑談もするし、昼の議論を引っ張る者すらいる。
それを指摘する者がいれば良いが、そんなところに無駄なエネルギーを使っていては貴重な推理時間が減らされてしまう。
やはり、このゲームには良質なGMが不可欠だ。
アルティメット人狼のような手練れが揃っていて、ほっといても回せるようなメンツでも、夜のターンではやはり機転の利くGMが活躍している。
GMがいるから安心して遊べる。
集中して考えをめぐらせることができる。
ルールが理解できていない者のフォローや、違反者への追及もGMがしてくれる。
絶対に上達したくない人はともかく、人狼ゲームにハマった人は少なからず上達したいだろう。
上達するためにはガチでやるべきだ。
食べたり飲んだりしながらするような類のものではない。
ピリピリしていたっていい。
むしろその緊張感は大切だ。
記憶力と推理力を駆使して、常に頭はフル回転させる。
そこにくだらない労力を使ってはいけない。
人狼ゲームは「ゲーム」という名前がついているから、和気あいあい、皆で楽しむイメージがある。
確かに、一定のルールを覚え、それなりに経験を積んだ者同士ならそれも当てはまるかもしれない。
しかし、これは得てして人が集まらないと成立しないものである。
人数が増えれば役職が増やせるので、内容はより複雑で面白いものにできる。
面白くしたいから経験者は初心者を混ぜたがる。
そういう性格もあって、初対面の者が顔をあわせることは多い。
当然、経験値と実力差は出てくる。
だからこそ、そこに一つの秩序が必要になる。
ゲームの世界を絶対に壊さない、頼もしいGMが、その秩序そのものだ。
一つの格闘技、競技として扱われるようになればいい。
リーグ戦にして、最終的に自分が所属した陣営でどれだけ勝てたか、勝ち点を競う。
勿論、どの試合もGMが取り仕切ることにする。
野球やサッカーと違い、人狼ゲームは常に同じチームで戦うものではないけど。
GMがビシッと仕切る、そういうガチな存在があっても良いと思う。
【32戦目/ハンター】初夜トン
◼︎13人村
◼︎内訳:狼狼狼狂占ハハ村村村村村村
◼︎オープンルール(初日お告げあり(占い師は初日、GMから人間を一人だけ教えてもらえる)。初日咬みなし。)
私が引いたのは「ハンター」だった。