リリーの人狼戦記

リリーです。対面の人狼ゲームが大好きです。都内の会場を徘徊中。写真はイメージ、人の名前はすべて仮名です。

【28戦目/ハンター】完封

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◼︎人狼:クロ助、メアリー、サンコン

◼︎狂人:千鶴

◼︎占師:理央

◼︎ハンター;リリー、亀吉

◼︎村人:武史、葵、恭平、シュタイン、甘太郎、鈴夫、英子

◼︎結果:村人の勝利


 

▶︎1日目

私(リリー)はハンターをひいた。

 

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初めて引いた役職だ。

 
これは狩人(用心棒)とは違い、
自分が死んだ時(処刑時や襲撃時)に誰か一人を道連れにできる役職である。

立ち回りとしては、ハンターとして気づかれず、
且つ怪しいやつを道連れにすること、ってことかしら。
 
ぶっちゃけ、そんなに面白い役職だとは思わない。

今回はハンターが2人いるので、COしてみてはどうか、という意見が上がる。
「ここでハンターが名乗り出ておけば必然的に狼にハンターは狙われるだろうし、
用心棒が護るからグッジョブも起きやすいと思う。占い師を護ることにも繋がる。」
と武史が言ったが、リリーはなんとなく釈然とせず、COしなかった。
もう一人のハンターもCOしてこなかった。
「それじゃあ、ハンターは自分が出るべきと思ったタイミングで出てきてもらおう」
と甘太郎が発言した。
 
どこからともなく
「ジャンケンをして、グー、チョキ、パーの3グループに分けてみてはどうか」
という提案があがる。そして、
「3グループのうち、もっとも人数が少ないグループのメンバーを吊り対象にしよう」
ということで同意。

結果、チョキとパーのグループは人数が多く、グーのグループは2人だけだった。
2人のうち1人は武史、もう1人はクロ助だった。

私は、直感ではクロ助は怪しいと感じていた。
初日の昼会議が始まり一斉に「おはようございます」
の声が上がったとき、彼は額に手を当てていた。
その、悩んでいるようなポーズが人狼に見えた。

でも、吊り候補になったのにクロ助は何も騙ってこなかった。
悠然と椅子の背もたれに背中をあて、足を組む姿は落ち着いている市民側に見えた。

となると、あの悩む姿は村側の役職者が故だろうか。

他の人が「クロ助は白っぽいよ」と言った。
私も、だんだんとクロ助が白く見えてきた。

そうなると、特に白くも黒くもないと思えた武史しかないと思った。

私は武史に投票。
葵、理央、メアリー、サンコン、英子、クロ助も武史に投票。

残りは皆、クロ助に投票。

処刑クロ助
正体:人狼



▶︎2日目
 
死体鈴夫
正体:村人
残り:12人
 

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前日にクロ助ではなく、武史へ投票した者は挙手するように言われる。
私は真っ先に弁明をした。
 
「昨日の投票で、人狼に投票をしなかったということを考えれば
確かに私は疑われる立場なので、弁明しておきます。
昨日はまだ初日でした。
なので疑う要素はその人の雰囲気でした。
クロ助は額に手を当てて考え込んでいるようだったので、
狼にも見えました。
でも、クロ助と武史の2人に絞り込まれた時、
クロ助は命乞いをしなかった。
何も騙らなかった。
そこがすごく白く見えた。
あんなに考えている風だったのは、何か役職を引いたからかな、と思い、
彼を生かすために武史に投票しました」

すると大半は頷いたが、シュタインはまだ突っ込んできた。
「ポンポンって3票、武史に入ったんですよ。
その後にリリーが4票目を入れた。
人の票に乗っかってる風に見えたけどな」
 
「じゃあ言いますけど、人狼だって判明したのはクロ助だけですよね、まだ。
武史は人狼だとは判明してないけど、村だとも判明してないんですよ。
だから、私はわざわざ、投票の時に言い訳しながら投票したんですよ。
『どっちも白っぽいけど、クロ助のほうが白っぽいから、武史で』って」
リリーが反論した。

「そうだよ、それにリリーは別に決定票を入れたわけじゃない。
まだ余裕はあったし危ない位置じゃなかった」
恭平がフォローしてくれた。

「それでもまだ私が怪しいですか」
リリーがシュタインに面と向かって言うと、彼は口ごもった。

「なんかシュタインが疑われそうだから言うね。シュタインは白。私占い師だから」
理央が占いCOした。
 
「対抗、出しますか?」
誰かが言った。
「いや、出す必要はないし、そんな風に人外にチャンスを与える必要もない」
甘太郎が言った。
 
「じゃあ、今日は誰に投票しますって話ですね」
英子が言った。
「でもまあ、そっち側からだよね。人狼に投票しなかった人の中から今日は投票すべきだよ」
甘太郎が交通整理した。

処刑メアリー
正体:人狼



▶︎3日目

死体甘太郎
正体:村人
残り:10人

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理央→恭平◯

ハンターはもう出ていいだろうという話になる。
そこで私は速攻で挙手。
亀吉も挙手。

ここで、かなり絞り込めたのでは、という話に。
整理すると、理央に対抗が出てこないから理央は真占い師に確定。
私と亀吉にも、対抗が出てこないのでハンター確定。
理央が白出ししたシュタインと恭平は人間確定(狂人の可能性はある)。
 
すると怪しいのは
千鶴、武史、サンコン、葵、英子の5人だ。
この中にラストウルフが居る。
でも、あまり黒っぽく見えるのが居ない。
 
誰かが
 「強いて言えば、英子は村だと思う。初日にクロ助(人狼)に決定票を入れたから」
 と言った。
 
「それでいうと、俺も昨日、真っ先にメアリー(人狼)に投票した。俺は疑わしくないだろう」
と言ったのは武史だった。私もメアリーに入れていたので、彼の信用度が上がった。
 
「私はサンコンを吊って色を見たい。サンコンは昨日から人狼には投票していないし」
と英子が言った。
それには頷く者がちらほらいた。
 
「確かにそれもあるが、初日から態度がはっきりしない千鶴は怪しい」
と亀吉が言った。
頷く者はかなり多かった。
 
処刑:千鶴
正体:狂人
 
 
 
▶︎4日目
 
死体:理央
正体:占い師
残り:8人
 

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ここまで順調だったし、
前日に狂人を処刑できたのはよかったものの、
占い師を失ったのはやはり痛い。
 
ただ、まだ用心棒が生き残っているのは幸いだ。
 
「もう、用心棒出ませんか」
シュタインが言うと、サンコンが答えた。
「いや、出ない方がいい」
「なんでですか?」
シュタインが訊くと、今度は武史が答えた。
 
「用心棒はグッジョブを起こしていない。ここで出てきても無駄死にするだけだ」
「それに、こうしていても出てこない、ってことは、もう、白のなかにいるんですよ」
サンコンが言うと、シュタインがさらに突っ込んできた。
「白のなかって。。。占い師に白出しされた中に?」
「うん。まあ、あんまり言いたくないですけど、そうです」
サンコンが答えた。
 
私は、サンコンの言い方には一種の不気味さを感じた。
白出しされたのはシュタインと恭平だ。
どちらかが用心棒だとしたら、どちらかが今夜死ぬ。
2人に死亡フラッグを立てたサンコンを見ていたら、鳥肌がたった。
 
「確かにそうですが。でも、もし、グレーの中に居るんだったら、
 今からでもCOしてもいいんじゃないですか」
亀吉が願いを込めて言い切った。
私もそれには同感だった。
 
ここでグレーのなかから投票候補をあげて、もし本当に用心棒がいたら、
 みすみす無駄死にさせるほうがもったいない。
ゲームはもう終盤だ。COしてもいい。
 
「わかりました、COします。俺が用心棒です」
武史がCOした。
誰も対抗してこない。
 
「昨日護った人は言いません。
 それに、俺はずっと読みが外れていたし、助けられてないからCOしなかった」
武史はさらに言った。
私は彼を信じられた。
 
となると、もう怪しいのはサンコンか葵しかいない。
 
「私はサンコンが怪しいと思う」
英子が勢いよく言った。
「俺もサンコンが怪しいと思う」
亀吉も言った。
 
それでも私はイマイチ、サンコンが黒だと思えなかった。
サンコンよりも、寡黙な葵のほうがよほど怪しかったからだ。
私は葵に投票した。
 
処刑:サンコン
正体:人狼
 

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村人の勝利ー!
完封じゃないか!
 
ま、最後、私は判断をミスッたけどね・・・
葵は、普通に村だったしね・・・
 
ハンターのくせに、誰もハントしなかったしな。
誰か撃ちたかなったなぁ。
でもまあ、怪しい奴を絞り込んでいく過程で役に立てたから、いいのかな。
 
後で聞いた話、用心棒は1日目は私、2日目は占い師の理央、3日目は私を
護っていたんだってさ。
 
「リリーが絶対に村だと思っていたんだ」
「リリーはパッションが出ていて、すっごく白く見えた」
武史と英子に言われて、素直に嬉しかった。