リリーの人狼戦記

リリーです。対面の人狼ゲームが大好きです。都内の会場を徘徊中。写真はイメージ、人の名前はすべて仮名です。

【32戦目/ハンター】初夜トン

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◼︎13人村

◼︎内訳:狼狼狼狂占ハハ村村村村村村

◼︎オープンルール(初日お告げあり(占い師は初日、GMから人間を一人だけ教えてもらえる)。初日咬みなし。)

◼︎人狼:勝男、ヤスシ、アラタ

◼︎狂人ハンター:ミカ

◼︎占師:亜希子

◼︎ハンター:理央、リリー

◼︎村人:達也、梓、祥子、祐司、グリム、良男

◼︎結果:人狼の勝利


 

▶︎1日目

私が引いたのは「ハンター」だった。

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また村か。
そろそろ人狼、引きたかったなぁ〜
ちなみに今回の狂人は、「狂人ハンター」として、
殺された時に誰か一人を道連れできるらしい。
 
経験者の祐司の仕切りのもと、ハンター2人と占い師、
 計3人の役職者がCOしようという話になる。
ただし、それぞれが何者であるかは告げる必要はない、という前提で。
 
3人が同時に手を挙げた。
私、良男、理央だ。
 
「少ねぇー!」
良男が呻いた。
 
良男も理央も、本物っぽく見えた。
なので、騙りはいないのだろうと推測した。
「騙りが出てなければこの三人は本物の能力者だ。
この三人が怪しいと思う者を投票対象にしよう」
祐司が言った。
 
その上で私は発言した。
「では、私は話しますね。
騙りに出るのって結構、それなりに慣れてないと難しいと思うんですね。
で、今COした二人は、本物に見えます。
だから、騙りは出てないと思います。
そう考えると全部の人外が潜伏してると思います。
ビギナーが多いこのへん(達也、梓、ミカ、祥子、勝男のあたり)に居ると思います。
このへんに的を絞って話していきたいと思います」
 
私は、経験者の祐司、グリム、ヤスシ、アラタあたりは
村人なんじゃないかと読んでいた。
 
今にして思えば、これは見方が甘いと思う。
確かにビギナーは騙りに出づらい。
私もそうだ。
でも、経験者 だったら必ずしも騙りに出るとは限らない。
全員潜伏しているほうが勝率が高いときもある。
その思考がこのとき、頭にはなかった。
 
役職者の一人とCOした理央も話し始めた。
「そうですね、出るタイミングを掴めなかった初心者が狼、
ってことはあり得ますね」
 
「んー。僕が怪しいと思っているのは祥子とヤスシなんです。
ヤスシがとても静かなんですよね」
祐司が言った。
それにはあまり同意する者はいないようだ。
亜希子が手を挙げた。
 
「私はミカが怪しいと思います。
表情が浮かないし、
引きたくないカード引いたのかな、って思いました」
 
良男が頷きながら話した。
「今、ミカが怪しいと思っている人、手をあげてもらえます?
どれくらいいるかな」
4、5人が手を挙げた。
 
「うそぉ」
心外だと言わんばかりにミカが声を漏らす。
ミカは初心者だから、あまりうまく喋れなそうな感じだ。
 
「じゃあ弁明してくださいよ。本当に村人?」
私が聞くと、ミカは強く頷く。
 
「今日、ミカに投票する人」
良男が聞くと、やはり4、5人が手を挙げる。
「え、なんで、って感じです。私、ほんとうにただの村人です。多分・・・」
ミカが訴える。
 
「多分ってなんだよ!」
「なんで多分って言ったんですか」
皆が一斉に突っ込む。
 
「本当に村人?ホンットに村人?」
私はしつこく聞いた。
「ミカは人狼っぽいな」
ヤスシが言い切った。
「えー」
ミカは困っている顔しかしない。
 
「ちょっと、そんなに疑うの?」
理央がヤスシに顔を向けるとヤスシが反論した。
「なんで。だってミカは『多分』って言ったんだよ。怪しすぎるでしょう」
 
「このテンパり具合はどうなんだろうな」
良男が腕を組みながらミカを見て、疑問を発した。
「これは村人なのに責められてるときのテンパりだと思いました」
グリムがさして興味なさそうに、推察した。
 
「私は結構、ミカは村人っぽいと思ってる」
祥子が発言した。
「どうしてそんなに祥子を信じられるの?」
私が祥子に疑問を呈した。
 
『多分』なんていう奴、私には絶対信じられない。
祥子も人狼じゃないの!?
私が疑いを向けると祥子が説明する。
 
「だって、こんなにミカを攻撃する人が多いから。
指す人のなかに狼が紛れてるんじゃないんですかね。
村だと思います」
「なるほど」
私は少しだけ納得した。
 
それから少し議論も進んだが、
私の中では態度がはっきりしない梓が怪しいと感じた。
 
達也、梓、ミカが決選投票にあがる。
 
「もうちょっとプレイしたいです」
達也が弁明した。
 
「初日、狼らしい人が見つけられなかったんです・・・
でもミカさんは黒っぽいと思います・・・
疲れてるだけだとは思いましたが・・・」
梓が弁明した。
 
人狼ではありません、村です」
ミカが弁明した。
村は村でも狂人なんじゃないの。私は心のなかで舌打ちした。
 
処刑:達也(村人)
 
▶︎2日目
 
死体:リリー(ハンター)

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くっそー。また初夜トンされた(1日目の夜に襲撃されること)。
怪しいと思っていた梓を撃ってやる!
 
道連れ:梓(村人)
残り:10人
 
えー。村人なのぉ。
ショック!
あんた、村でも狼でもいつも表情が怪しいのよ!←言い訳
 
ここで、良男が能力者ではなく、村騙りをしていたことをCO。
本物の能力者を襲撃から護るために騙った、ただの村人だと説明した。
 
そんなこと言って、この人が人外だったらどうするよ。
私は良男を信じられない。
良男はさらにしゃべる。
「僕は本物の占い師が出たら、すぐに撤回するつもりでいました。
まだハンターと村人しか死んでませんよね。
本物の占い師は出てきてください」
「はい、私、占い師です」
亜希子がすぐに手を挙げた。
 
「私は初日に理央さんを白だって知ってる。
で、昨夜、黒を見つけてるんですよ」
皆が注目するなか、亜希子は一度言葉を切った。
 
「私はアラタを占った。人狼でした。
占った理由も言えますよ」
「言って言って」
良男が促す。
 
「昨日、ミカがあれだけ疑われてた。
疑うなかにも狼はいたと思います。
でも、敢えてミカを庇う狼もいるって思った。
庇っていたうちの一人がアラタだった。
しかも、アラタは能力者のリリーに投票してた。
だから占いました」
「本物っぽい!!」
良男が力強く言った。
 
「アラタは誰に昨日、投票しました?」
良男は今度、アラタに話を振った。
「僕はリリーに投票した。
リリーの投票行動が怪しいと思ったから。
でもその後、間違ったって思った、リリーは能力者だから。
そのリリーを僕以外に投票していたのは達也だ。
だから達也が怪しいと思う。
で、僕はいきなり黒出しされて、漠然としてる」
 
この弁明で良男に「偽物っぽい」とレッテルを貼り、
アラタを無視しようという話になる。
「今夜、亜希子は襲撃されるだろう。今のうちに怪しい人を挙げていってよ」
良男がさらに促した。
「うーん、それだと、ミカも怪しいかな」
亜希子は応えた。
 
えーと。
それだと、人狼のアラタが人狼のミカを庇っていた、って考えたのかな。
なんかその理屈、よく分からない。
ミカは罪を着せられようとしていた狂人っぽいけどね?
 
「亜希子、偽物だろ」
この後に及んで、アラタはまだ抵抗している。
亜希子が偽物だったら今頃本物が台頭しているだろ。
 
処刑:アラタ(人狼
 
▶︎3日目
 
死体:亜希子(占い師)
残り:8人(理央、ミカ、祥子、勝男、祐司、グリム、ヤスシ、良男)

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「僕は祐司に言及したいんですよ、
アラタに投票しなかったよね」
グリムが祐司に詰めよった。
 
「僕はアラタにはたくさん投票が集まると思った。
勝男がすごく静かだっただろ。
僕は意思表示をするために、敢えて勝男にいれたんだ」
祐司が反論する。
 
「初日に決戦で投票対象に3人あがったけど、
そのうちのまだ生き残ってるミカが怪しいと思う。 
それと、能力者を撤回をした良男も疑わしいよね。
本物をあぶり出して殺したかった人外なんじゃないの。
狂人と思わせたい人狼なんじゃないの」
理央は良男を疑っていた。
 
共通してミカを怪しむ者が多かった。
誰かが祥子に意見を伺った。
「私が怪しいと思ってる人で、ミカ以外だと…祐司かな」
 
処刑:ミカ(狂人ハンター)
道連れ1:祥子(村人)
 
▶︎4日目
 
死体:理央(ハンター)
残り:5人(良男、勝男、祐司、グリム、ヤスシ)

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やっぱ、ハンターは最後まで残さないよね。
理央は誰を撃つんだろ?
「間違っていたら、ごめんなさい!」
理央が目をつぶって祐司に指をさした。
 
道連れ1:祐司(村人)
 
人狼の勝利!

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あーあ。
って、初夜トンされると、途中から結構どうでもよくなってくるんだよね。
初夜トン、回避したいなぁ・・・