リリーの人狼戦記

リリーです。対面の人狼ゲームが大好きです。都内の会場を徘徊中。写真はイメージ、人の名前はすべて仮名です。

【33戦目/人狼】霊媒騙り

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■9人村
■内訳:狼狼凶占霊狩村村村
■クローズルール。(初日占いなし。初日咬みなし。連続ガードあり。)
人狼:リリー、仙人
■狂人:ユウジロウ
■占師:玲子
霊媒師:鈴太郎
■狩人:愛花
■村人:チラ美、藤子、陽子
■結果:人狼の勝利


 

▶︎最初の夜

さて、いつもの飲み会混じりな人狼ゲーム。
リリーは人狼を引いた。
相方は仙人かー。
こいつ、結構投げやりなプレイスタイルだから、面倒くさくなったら身内切りしようかな。

どうしようかな。
仙人、潜伏とか上手くないしな。
といって、騙りも上手くないしな。
つまり、全部下手なんだよな。
すぐ吊られるし、仲間としては頼りないよな。

私が騙りで出ても、仙人が逃げ切れるとは思えないなー。
だったら仙人をうまく庇えれば・・・
一番勝率高いんじゃないか?

連ガ有りだから、占い師は護衛され続けるだろ。
霊媒あたりで、二日目以降に出てみようかな。
狂人が占いで出てくれるといいな。


▶︎1日目昼

「占いとか、だします?」
玲子が聞く。
このメンツは大した作戦もないくせに、すぐに出したがる。

 

「うん、連ガ有りだし、出していいと思う」
とりあえず私は言った。

 

「はい、俺占い師」
ユウジロウがぬるっと出てきた。

 

「はいー偽物見つけました。私が本物の占い師ですー」
玲子がとっさに手を挙げた。

 

「いや、そっちが偽物でしょー」
ユウジロウが笑いながら言う。

おいユウジロウ、もっと色々理由を言え。

 

「なんで玲子は占い出します?って最初に聞いたの。すぐに自分が占いですって言えばよかったじゃん」
仙人、たまには最もらしいことを言う。

 

「私は、最初に偽物をあぶり出したかったんです。だから周りの出方を見てから言いました」
玲子はそれらしい説明をする。

 

「なんか本物っぽーい」
チラ美は玲子を見て言う。
周りも頷く。

 

うん、狼の私から見ても、あんたのほうが堂々としてるし、本物っぽいよ!
どうすっかなあ、たぶんユウジロウが狂人なんだろ。
ここで露骨に庇っても仕方ないんだよな。
でも、疑惑の種ぐらいは蒔いたほうがいいよな。

 

「私も玲子の方が真占い師だと思う。
冷静で堂々としてるし、挙動不審なところもないし、理由も明確だしね。
ただ、ユウジロウがボキャブラリが足りなくてとにかく反抗しかできない本物、と見えなくもないんだよね。
逆を言えば、玲子が人狼で、本物をあぶり出して今夜殺すための布石をうったのかな、とも受け取れる」

ここで私は間を置いた。


愛花や藤子、陽子は頷く。
チラ美は首を傾げてる。

 

「まだ二人とも占ってないし、今日のところは二人とも生かして、明日の占い結果がどうなるか聞いてみない?
今日は、あんまり喋ってない人に投票しようよ」
と、私がまとめると、大方は頷いた。

 

「なんか仕切ってるからリリー怪しいなー」
鈴太郎がニヤニヤしながら私を見つめる。

バカが。

 

「じゃあどうやって話進めるの?どうやって容疑者しぼってくの?」
バカを睨み返す。
取り合ってもしょうがないので話を切り返す。

「占い師の二人から見て、誰が怪しいと思う?」


「私は陽子あたりが静かだから疑ってます」
と玲子。

 

「俺は愛花が怪しいかな。さっきからずーっと考えこんでるし」
とユウジロウ。

確かに愛花は腕を組んで黙り込んでる。
霊媒か、狩人かな?

 

愛花は焦ってるのか、大きな声で言い返す。
「え、あたし、そんなに怪しいですか?し、市民ですよ市民!」
「へー、そうなんだ、怪しいね」
お、いいぞチラ美。

 

「あたしはユウジロウさんが怪しいと思う」
愛花なりの推理だ。

 

「まあ今日は私とユウジロウさんは投票対象じゃないんで、今日のところは!生かしといてもらえます?」
対抗の玲子に庇われるユウジロウ、だせーなー。

とりあえず能力者ならば生かしておけない。
黒塗りするか。

 

「私が一番白いって思うのは、チラ美と仙人かな。チラ美は積極的に話してるし、探してる感じがする。
仙人は、玲子に向かって思い切り疑ってかかったし、その姿勢が村っぽいと思った。
仕切ってるだのうんぬん言ってる鈴太郎は、勘違いしてるだけの村なんだろうと思う。
陽子と藤子は真剣に話を聞いてる感じがするから、今のところ疑ってない」
私はこれだけ言った。

 

「そうなるとさー、ますます愛花、怪しいよねー」
チラ美がニヤニヤしながら言う。


「そうですね。リリーさんも市民っぽいと思う」
陽子が言う。

いい感じに、議論終了。


処刑:愛花

 


▶︎1日目夜

さて、誰を咬もうかな。
仙人は真っ先に玲子に投票を促す。

いや、そこは狩人に護られてるだろ。
私に決定権があったので、利用できなさそうな鈴太郎を選んだ。


最終的におとなしい藤子あたりをラストウルフに仕立てよう。
玲子は人狼か狂人扱いにしないとね。

霊媒師としてCOすることも考えとかないと。
ひとまず愛花は人間だったということにしておこう。

 

▶︎2日目昼

 

襲撃:鈴太郎

 

玲子→仙人●
ユウジロウ→チラ美●

 

げ。
仙人が早速、黒だしされてんじゃん。
ダメだよー。

でも、ユウジロウもぶっ放してきたね。
よしよし。
狂人として最低限のことやってくれたね。

 

「はー?あたしが人狼なわけないじゃん。てか、もうユウジロウ吊りでいーよ」
チラ美が怒る。

 

「怪しいと思ってたんすよね。チラ美さんの動きが目立つなーと思って、調べたら、ハイ!人狼ー!」
いや、ユウジロウ、それじゃー微妙だって。

 

「仙人が人狼でした。最初に疑ってきたし、その後あまり発言してないから占いました」
あー!玲子、そうね、それは確かにあんたの言う通りだと思います、はい・・・。

 

「俺からみたら玲子が偽物、ユウジロウ本物」
仙人、それしか言うことないのか!

 

「どっちも黒が出てるんだから、どっちか吊らないとですよね」
陽子が言う。
うん、そうだね。

 

「じゃー絶対、仙人吊って!私はずっと怪しい人探してきたけど、仙人、そんなにしゃべんないし怪しいじゃん!
もし昨日の愛花が市民だったら、今日は絶対に人狼処刑しないとヤバいよね?」
チラ美は猛然と喋る。

 

そうだね、あんたは吊り縄ちゃんと数えられてるんだね。
これは仙人のほうが信用とれないだろうな〜・・・

 

「ねえ、霊媒師って出ないんですか」
陽子が話を振る。


出ろ。出ろ、本物。

しかし、誰も出てこない。
ってことは、愛花か鈴太郎、霊媒師だったんじゃん?!

 

「思うに、霊媒師はまだ人狼を見つけられてないから出てこれないんだと思う。
霊媒師は人狼を見つけたら、名乗り出てほしいです」
私はそれっぽいことを言ってみた。
皆、頷く。
固まっている仙人を除いて。

さて、仙人は切るか。
「まー、どう見てもこのチラ美の真剣さから言ってチラ美が人狼ってのはないわー。
今日は仙人じゃない?」
私はこう言って、投票時間になる。

 

処刑:仙人

 

 

▶︎2日目夜


さて、ここからが重要。
一人になっちゃったし、どうすっかなぁ。
玲子は信用されてるからな。
狩人もまだ生きてるかもしれないし。
連ガ有りって厄介だよな。

 

狩人っぽいのは陽子かな。
でも、けっこうのんびりしてるふうにも見える。
藤子かな。
藤子はラストウルフに仕立てたいから、ダメだな。

 

チラ美が無難かな。
明日は霊媒で出たほうがいいだろうな、さっき誰も出なかったし。
霊媒結果で、仙人を黒だしするか。

 

私が黒出しされたら、玲子を偽物にするしかないからな。
黒出しされたら速攻で霊媒COして、仙人はシロだった!って言って
全力でユウジロウかばうしか無いよな。

 


▶︎3日目昼

 

襲撃:チラ美

 

玲子→陽子◯
ユウジロウ→リリー︎○

 

セェェェ〜フ(めちゃ、ドキドキした)。
でも、ユウジロウなんかに白もらうって、なんか私が人外っぽいじゃーん。

 

玲子は陽子に白うってくれたんだ!
ますます藤子を黒塗りできそうだ。

ここは早めにCOだな。

 

人狼見つけたので出ます。私、霊媒です。仙人は人狼でした」
私がCOすると、残りのメンツは「やっぱりね」という表情。
うん、誰も霊媒ででてこないね。
やっぱり愛花か鈴太郎が真霊媒だったんだ。

 

「あと、言っとくけど私はユウジロウに白もらっても、全然信用してないから。
あんたが人狼だと思う」
「狂人の線はないですかね」
玲子が確認する。

 

「無いと思う。なんでかっていうと、1日目明けてから、いきなり黒出ししたでしょ。
あれって本物か、内訳わかってる人狼じゃないと怖くてできないと思うんだよね」
私は推理してる風に言った。

「いーや、僕が本物です。リリーが人狼なんじゃないっすか」

 

は?


ユウジロウよ、私、つい今しがた、あんたに白もらったばかりですけど?

 

「自分が占って市民だってわかった相手に、人狼じゃ無いですかってイミフですよ」
玲子が代弁してくれる。
陽子と藤子は爆笑だ。

 

「うーーーん、今日こそユウジロウを吊りましょう」
陽子が言った。

 

処刑:ユウジロウ

 


▶︎3日目夜

 

今日はいい加減、玲子を咬もう。
でも、まだ狩人、いんのかなー。
どうだろう、陽子と藤子・・・

 

GJで玲子が死ななくって、陽子か藤子が狩人COしたらどうする?
玲子に黒だしされたら、玲子をラストウルフ扱いするしかない。
でも玲子に黒だしされなかったら、陽子か藤子をラストウルフ扱いしよう。

で、どっちが狩人COしても、COしたやつを黒塗りしよう。

 

今のところ、玲子には信用されてるからいける・・・かな?
明日は「なんとユウジロウは人狼じゃなかった」作戦だな。

逃げ切りたい。

 

 

▶︎4日目昼(最終日)

 

襲撃:玲子

 

よし、玲子、死んでくれた。
狩人はもういないってことだよね??

 

霊媒師として、最後の仕事だ。
「今日がきたってことでわかってると思うけど、ユウジロウが人狼じゃなかった。」

 

陽子と藤子が顔を見合わせる。
うーん、二人ともなかなかいい市民っぽい挙動だね。

 

「今までのこと整理すると、やっぱ本物の占いは玲子だと思う。
で、ユウジロウは狂人だったんだ。
仙人が人狼
私目線だと、陽子か藤子があと一匹の人狼なのね」
私は説明した。

 

「それだと、絶対藤子だと思います」
と陽子。

 

「え・・・、私、絶対市民です。陽子さんじゃないですか」
と、弱々しい感じの藤子。

 

「でもさ、これまでの議論でもわかったけど、どー見ても玲子が真占い師だよね?」
私がきくと、二人は頷く。

 

「そうなると、玲子が白出ししたのは陽子だよね?」
藤子の顔が青ざめる。

 

「消去法で、もう藤子しかいないんだよ」
強く頷く陽子。藤子は言葉を失う。

「・・・でも、おかしいです。わたし、絶対に市民なんです。
玲子さんって人狼だったんじゃないんですか?」
藤子は必死だ。

 

人狼は、夜に死なないから」
私が一蹴する。

 

「じゃあリリーさんが人狼だと思います。本当は偽物なんじゃないですか」

藤子、必死の抵抗。

 

「なら言うけど、霊媒出ないんですかって話になったとき、なんで誰も出てこなかったの?

私は簡単に襲撃されたくないから、狼見つけてから出てきた。

そのときにも、自分が本物だって言う人、いなかったじゃん。」

私が強気に言うと、藤子は黙り込んだ。

 

「リリーさんのことも、玲子のことも信じる。私は藤子に投票する!」
陽子が力強く言った。
私も力強く頷いた。


処刑:藤子


人狼の勝利ー!!


……

 

やったー!勝った!
一人で逃げ切った!

ふぅー役職で最終日まで残るってドキドキするねえ。
あとで内訳見たけど、初日に運良く役職ふたつとも殺せてたんだ。
ラッキーだったなあ。

 

仲間がショボすぎたけどね。

力量を見てから、騙るか潜伏するか、考えないといけないよね。

 

もっと上手い人と一緒なら、堂々と役職騙っていけるんだけど。

変な汗掻いたよ〜